『禹域遊吟』 その五 四王墓 臨(りんし) 臨
は齊の都。戰國策等にその繁華な樣が描かれしが、 割據占東藩 割據して東藩を占め 代昌四岳孫 四岳の孫に代りて昌ゆ 昌ゆ=さかゆ 誇珠平陸會 珠を誇る 平陸の會 招士稷山門 士を招く 稷山の門 故國無喬木 故國 喬木無く 都城竟廢垣 都城 竟に廢垣なり 竟に=つひに 唯看霸王墓 唯看る 霸王の墓 曳影映荒原 影を曳きて荒原に映ず [元] 東藩 東方の藩。ここは齊の國をいふ。 四岳孫 齊の國は、もと大公望呂尚により開かる。
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