雁信筐>硯の友 |
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愛甲次郎
十八. 謝辞 痛入候 御意見辱く存候 御芳情萬謝仕候 御恵投にあづかり拝謝致候 ********の件色々御骨折多謝 葉巻の煙御送被下ありがたく奉鳴謝候 反ってうれしく覚え候 只机上に御備へ置被下候へば本望不過之候 ひとへに御尽力の結果と感佩不浅候 御懇篤なる御批評を賜はり感謝の至に不堪候 セロン茶一缶御恵投にあづかり難有拝受仕候 留守中は種々御厄介に相成候篤く御礼申上候 御無理御願候処早速御諒承被下難有万万御礼申上候 小生も世話のし甲斐ありて愉快深く大兄の御親切を謝す次第に候 昨日は御令弟遠路わざわざ御入用の書物御返却に御出被下恐縮致候 拙筆に対し懇なる謝状却って痛入候 是より日夕撫磨愛玩可仕候 絵葉書御贈拝受致候晩春の京都は嘸かしと存候 ▼ 十九へ ▼「雁信筐」表紙へ戻る ▼「文語の苑」表紙へ戻る |